2025年10月27日

藤田嗣治

酒とは全く関係ない話ですが、この夏東京に行く機会があり、ついでに美術館でもと思っていたところ、丸の内ステーションギャラリーで藤田嗣治展(藤田嗣治 絵画と写真)、東京国立近代美術館で戦争記録画展(コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ)を同日に観る事ができました。藤田嗣治の成功と挫折、光と影を見てなんとも言えない気持ちになりました。藤田は国家の侵略戦争への協力で戦後日本を追われる形になりました。


以前のブログで弊社の2代目義平の銅像の半分が戦争のために供出事を書きましたが、

http://chiyozuru.seesaa.net/article/482872412.html

戦争協力と言えばそうかもしれません。ただ昭和19年と板には彫られていた(壮行会写真の裏は昭和18年3月とメモ、年度の誤り??金属類回収令勅令昭和18年8月12日)ので、戦局は国防圏死守といった防戦の段階に移っていたので回避するのは難しいというかそれどころではない状況でしょう。


芸術家や音楽家、文筆家であればより問われる事だとおもうのですが

藤田嗣治も血縁のしがらみもあったのでしょうか。今日の私達も国家(公共団体)の事業や団体の活動の参加、協力にも多少の慎重さが必要ですが、これが意外に難しい。最近アナーキズムに興味があるのですが、何か生きる上で参考になるでしょうか。


p.s 藤田嗣治のアッツ島玉砕は戦争の凄惨さを現代の私達に伝えるし、それ以外の作品も含め戦争の記録として以上に私達が学ぶ事が多い。しかしそういった観点があるとしても慎重にこの企画展は開催されており、芸術性への評価も時期尚早としているように感じた。正直、個人的にノモンハンの広い地平線と青い空の美しさが忘れられないのだけれど、それを公言するにはまだためらわれるものがある。

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2025年10月11日

米…たびたび起こる米問題です。しかし今回は食用米が発端ですのである程度周知の事かかと思いますが、食用米が足りない事が判明し価格が高騰している状況です。現在どれだけの食用米が存在しているか正確に把握できていないためでお酒の業界であればありえない話ですが、米の業界では難しいのでしょう。お酒には酒税が絡むので製造者に対して製造数、在庫数、出荷数が厳密に調査されます。3年に1度ぐらい税務署の担当者が来られその3年の間の帳簿を調査、それらが正確かそしてそのタイミングでの在庫数が正しいか等を確認します。弊社にも先日来られ300mlのサンプルの集計漏れが指摘事項となりました。


食用米の値上がりによって酒米から食用米に切り替える農家が増えて酒米の作付けが減る事を防止するためJAが概算金を引き上げ酒米の作付けを確保してくださいました。これは冬頃の事でしたが、その後も食用米の相場が上がり続け購入する段階になり酒米の価格が更に上がってしまいました。今年使用する米の数量は昨年秋に希望数量(減らす事は難しいので発注に等しい)を提出済ですので、今は2倍前後になった酒米の価格を前に今後の米価格の上下を予測しお酒の価格を検討しないといけません。しかしこの1年、米の業界の情報に触れる機会が多かったのですが、まだまだ複雑で予測が難しいです。大阪の堂島の米の先物が米高騰の原因という意見もあったりしましたがどうなんでしょう?? NHKの『英雄たちの選択』で江戸時代の堂島での商人の取引と幕府による介入などを見ていても結果的に市場は落ち着くところに落ち着くように感じたのですが、米の需要と供給を正確に把握できたのは商人達の方だったのも今に通じる話でした。


お酒の価格をなかなか決定できず、日々過ごしているわけですが、まだこの米の値上がり分をしっかり転嫁した価格を発表している蔵が無い状況が不気味です。小さい規模でも数百万〜一千万円のコスト増で…だからこそ慎重になるのですが。


お酒の価格をどうするか、選択の時が!

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2025年08月12日

6BY特別純米リリースしております

前回特別純米の解説をすると書きましたが、インスタの方で少し解説しました。特別純米のリリースがちょうど参議院選挙投開票日の直前でしたので、これは何かタイミングか…と考えたからです。ご興味があればまたチェックしてみてください。


また以前ブログでアニメの『チ。』の名前を出しましたが、実は特別純米と共にブログで解説しようと思っていました。原作の漫画スタート時期と特別純米のリリースを検討していた時期が近いタイミングで、何か共通している部分を書けそうな気がしていたのですが…なかなか手に負えそうにないので断念します。アニメ『チ。』オススメです。


特別純米の味わいに関しては米の品種、酵母等は恵田と同じ、造り方も大きく変えていませんが、特別純米は恵田の精米歩合60%に対し精米歩合50%で火入れ酒ですので、より落ち着いた中に香味の複雑さが感じられる印象です。そして繊細ながらアルコール度数もそこそこあるので、食中にこだわらずに飲んでいただくのも良い気がします。お一人でラベルを眺めながらストイックに向き合う…等いかがでしょう??

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2025年05月26日

rei ssue

米の価格が上がるとか、酒米の作付が数割減っているとかの情報で、また来年の値上げに向けて計算とか説明的なものが必要になりそうで、毎年そんな仕事や作業がしたくないなと感じます。避けて通れないのですが。

もうちょっと前向きな事でアウトプットしたいと思ったので、6月初旬発売予定のお酒の説明をしてみます。お酒の細かい説明とかあまりしたくないのですがしなさ過ぎるのも良くないのと、表現したい欲求もあります。常にその葛藤があります。

コロナ渦で急に久々の新商品としてリリースしたrei ssue(冷酒)ですが、実はその萌芽は2014年にリリースしたお酒「千代鶴 冷やして飲みたいお酒」(冷酒)に遡ります。当時、毎年生産量が増える見込みで余計目に酒米を購入しておりまして、余剰の米で何か作ろうと考えていました。当時のブログでも軽く説明しています。2014年6月24日ブログ
http://chiyozuru.seesaa.net/article/400188010.html
タイトル「泡を見くびるな」(キリンジの「雨を見くびるな」をもじりました)

以下そこからの引用です。

夏場にギンギンに冷やして飲めるお酒が弊社アイテムにあったらよいなと、ここ数年思っておりました。また、季節限定というかそういうコンセプトで出荷し、初夏に売り切ってしまえば温度管理による貯蔵の負担が少ないですし、日本酒需要の落ちる夏場に逆に売り上げを伸ばせる夢のような商品になる、、、という目論見、野心、策略、企て。(地域社会に貢献、エコ、、、それも良いでしょう。ただそれだけをモチベーションにするような、まっすぐな心は僕にはありません。)

引用ここまで

rei ssueのリリース理由にも似た部分がありますね。

2014年当時の酒質設計に関してはリンゴ酸やクエン酸は冷やすと美味しく爽やかに感じられる酸である事からリンゴ酸を若干多く生産する酵母を使用しました。酸が引き立つように日本酒度も高め(辛口側)に持っていきました。搾って生の状態でテイスティングすると白ワインの様な香味があり、これは売れると思いました笑。ところが火入れをして商品となったお酒はリンゴ酸の良さが感じられず、ただただストイックな辛口酒となってしまい、さらに商品名が「冷やして飲みたい」と謳っているのでお客様には苦行を強いてしまったと感じています。この失敗のトラウマと定番酒の需要増からその後夏酒がコンセプトのお酒のリリースは封印される形になりました。

ところが2020年から新型コロナの影響で感染が拡大するたびに飲食店への販売が減少しました。巷では家飲み需要に応えるような、キャッチーでライトでわかりやすい新商品が次々発売される状況になっていました。そこで、弊社も米が若干余り気味であった事と今まで販売が減る時期に取りこぼしていた需要に応える目的で、力を入れられなかった季節限定商品をリリースする事にしたのです。

お酒としては2014年の冷やして飲みたいお酒(冷酒)のリベンジが念頭にありました。お酒の名前のrei ssueは元々の英単語reissue(リイシュー)の発音が冷酒(レイシュ)に近い事と再発行する、復刻するといった意味がある事から名付けました。新商品であって新商品ではない。新商品が有り難がれ巷に乱発される事に反発したい気持ちも現れていたのだと思います。

酒質の方向の一つ目は甘めである事です。これは2014年の失敗の教訓からで、冷たくすると甘味を感じにくくなるのでそうしました。二つ目は白ワインの様な味わいを目指している事です。2014年の生の再現を目指しているのですが、この事は実は今まで誰にも言わず隠していました。しかし今期だけ酒造りに加わってくれたスタッフに、rei ssueは白ワインの様なお酒を目指しているが秘密にしている、という事を伝えると、既に気づいていたとの事。どうして知っているのかと尋ねたところrei ssueの瓶がワインボトルの形だからだと…なるほど!と思いました。

長々と書いてきましたが、具体的に説明しすぎる事が野暮ではないか、あるいは抽象的に理解していたものを具体的に理解されてしまい興味を失ってしまう怖さがありましたが、今の時代あらゆるものが速く流れていきます。一つのものを消費したあと再び消費する事も難しい時代です。こちらからの情報から深く理解してもらって再び消費してもらうのが良いのかなとも思います。

ちなみに最近、坂本龍一さんの「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を読んでご自身の作品等の解説を読むうちにやっぱり説明するの大事だなと思ったというのもあります。あまり聴いていなかったasyncを聴かねばと思わさせられました。
次回は「特別純米」辺りひっそり解説したいと思います。
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2025年05月08日

6BY酒造りを終えて

今年の酒造りを振り返ります。昨年度は米が溶けない年でしたが、今年は去年程ではないという業界内の噂で、五百万石はその情報通り。しかしながら年が明けて使用する米が山田錦となると一変。溶けない。異次元の硬さに「本当に山田??」と疑う程でした。若干ストイック気味な酒質になっているかなと思いますが、禅に傾倒しているという事にしておこうか…米に関しては色々大変になってきそうです。他にも少々気付きがあり、7BYにリベンジしたいと思います。


今年はあまり読書せずに夜はアニメを見ていました。新旧スタッフに教えてもらった、『まどかマギカ』『チ。』『ゴールデンカムイ』

面白いですね。『まどかマギカ』の次回作は東洋的な視点で描かれるのでは??とか『ゴールデンカムイ』の杉本は731部隊(的な組織??)で改造されているのでは?とか妄想しています。『チ。』に関しては…長くなるかもしれないのでまた別の機会にできればと思います。


数年前までは家族だけで酒造りをしていましたが、近年はアルバイトスタッフも酒造りに加わっています。僕自身も製造責任者としてお酒の設計管理の仕事がありますがほとんどは最前線での身体を使う作業です。1人で酒造りに没頭するのも良いのですが、マネジメントも考えないといけません。チクセントミハイのフロー体験という有名な本がありますが何かヒントがあるような気がしますがどうなんでしょう。

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2024年09月18日

今年の能登杜氏講習会

9月4日のインスタグラムの投稿です。

割と長文の投稿でしたのでこちらにもアップします。


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先週は能登杜氏の講習会が台風の影響で中止になってしまいました。予定の空いたそのタイミングに以前コラボレーションさせていただいた水本アキラさん @akiramizumotoから、当時(2006年)の弊社の酒造り作業の様子を撮影したテープを発見したとの連絡をいただき、編集済の動画を眺めていました。

(動画は一般公開していませんので興味ある方はメッセージを送っていただければURLご案内いたします)


この時の蔵での撮影の体験が翌年リリースするコラボレーション酒"ZEN"のテーマである禅、然、善、全、膳…すべての"ゼン"を集約するイメージに繋がったと言えるでしょう。


数年前に能登杜氏の講習会で、"能登流"とは何か?という事がテーマにあがり、それ以来能登杜氏のアイデンティティーについて考えるようになりました。酒造技術以外の精神性も大きい要素で、北陸地方は禅を含む仏教哲学が浸透している土地柄、能登杜氏もその影響を受けているというのがここ数年強く感じている事です。


2006年の酒造期の酒蔵で撮影された映像からもその精神性を感じ取ることができ興味深いです。


能登の講習は勉強目的以外にも何か注入される感覚がありましたが、今年は動画が代替してくれました。ありがとうございました!



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インスタに直接動画のリンクを貼らなかったのは、被っている帽子が本意ではなかったからですが…ご興味あればご覧ください。


https://youtu.be/4yvK-0hmxc8

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2024年08月17日

この時期

太平洋戦争における富山の大空襲から広島長崎原爆投下、終戦までのこの時期、ここ数年8月になるとなんだかソワソワしてきます。SNSで平和を訴えなければならないのではないかという気持ちがそうさせます。結局SNSではなくここに書いています。なんとなく抵抗があるのは、2024年の今は平和を訴える事が政治的であったり思想的であるとイメージさせるからかもしれません。


 戦争など起こるわけないがないと思っても、起こる事は理解できます。身近でも意味のわからない事が、全体主義、権威主義、官僚主義、ホモソーシャルでおこる事が簡単に想像できるからです。自由に生きたい自分としては全体主義は最も嫌なことのひとつです。


この時期NHK等で戦争の特集が多く放送されています。今も変わってないと感じる事がとても多いです。

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2024年05月23日

R5BY振り返り 3

地震から少し離れた振り返りです。昨年は米の収量が減るほどの猛暑で米が溶けにくい事が予想されていました。多少対策をしたつもりですがやはり米は溶けにくく粕が多くなりました。全体的にアルコールもあまり出ず酒質は良く言えば綺麗目という印象です。

お酒の味わい香りに関しては、長年欠点の改善に意識が向きがちでしたが、ここ最近はもう少し能動的に今年はこんな感じにしようみたいな方向に意識が向いています。

この酒は禅的なイメージで、長谷川等伯のような幽玄な水墨画のように…とかこっちの酒はイデア界に存在する誰もが想像するようなベーシックさを突き詰めた香味にしよう…とか。
つまりマイブームに左右される感じか…。
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R5BY振り返り 2

前回の引き続きになりそうです。地震が起きてからの酒造りも集中を切らさないように努めました。能登の被害の情報に触れつつも
酒造りで時間的にも精神的にも余裕が全くない状況や今後必要となってくるであろう自社の補修補強費用の事を考えると満足に支援ができないもどかしさを感じました。

私自身だいそれた支援みたいなものが得意ではなく、心もそこまで純粋ではありません。行動する前にあれやこれや考えてしまいます。イベントや企画等を通じて大きな支援ができる人はすごいなと思いました。結果にコミットするというのか、もしやこれがプラグマティズム的な考え方なのかとも思い、酒造りが終わったらプラグマティズムの入門書を1冊読んでみないといけないと思いました。

その状況でたまたま今期聴いていたポッドキャストの番組『ほうぼくチャンネル』では別の考え方に触れる事ができました。聖書の中のマタイによる福音書 6章3節 施しをする場合、右手のすることを左手に知らせるなという箇所です。

自分になじむ考え方は後者ですが色々な考えがあるのだと想像します。ところで震災後少し話題になったことで、弊社の立地する滑川市の水野市長が個人的にひっそり炊き出しに参加していたつもりが逆にSNSで大きく拡散され共感されたという事案がありました。なかなか興味深いです。
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R5BY 振り返り 1

酒造りが終わってあっという間に5月の連休が過ぎるというスピード感で、このままではまたすぐに秋が来て冬が来そうです。

R5BYの酒造りを振り返ると大きかったのが能登地方を震源とする地震です。様々な幸運が重なって仕込みの計画を変更せずに酒造りを続ける事ができました。地震絡みの話はまた別の機会に譲ろう…かと思っていましたが、今一番の優先事項としての蔵の修繕や補強が頭にあるためこの話題を続けたいと思います。

地震発生は1月1日の16時過ぎぐらいで、さすがに1月1日は洗米や仕込みはありませんでした。
それでも夕方に醪(もろみ)の櫂入れ、検温作業等がありますので蔵の足場の上で櫂入れしようとした瞬間に揺れはじめ、急いで蔵内の休憩室(2023年1月にリォームで設置したばかり)にダッシュで逃げ込みました。実はこの休憩室は以前風呂場があった場所ですが、その影響からか柱や床がシロアリや湿気でボロボロになっていてリフォームした際に修繕してありました。リフォームしていなかったら完全に崩れていたでしょう。

醪も末期のものばかりでナイロンカバーがしてありナイロンカバーに砂埃が堆積している状況でした。その仕込みタンクの並ぶ側の壁も以前は土壁でしたが、柱が腐ったかシロアリ被害かでボロボロの状態でしたが数年前に一部合板の壁に改修していた事も幸いでした。

特別純米を前日の12月31日に搾ろうか1日に搾ろうか迷って、1日にあまり仕事をしたくないので31日に搾った事も幸運でした。1日の午前には搾ったお酒の処理も済ませており助かりました。

お酒の移動のタイミングを考えていて、(年明けでいいかー)と作業を先送りにしていたのですが、移動先のタンクに小屋裏から樽が落下しナイロンカバーを破っている状態で、酒が入っていなくて良かったと怖くなりました。
このタンクがある蔵(仕込みタンクのある蔵とは別)が1番被害が大きく、土壁がそこそこ剥がれ、柱と壁が傾きました(一部の柱は4/100傾いています)それでも倒壊を免れたのはこの蔵と隣接する蔵(和釜、煙突のある)が鉄筋コンクリートの住宅と鉄骨の倉庫の間に挟まれて建っていたからかなと思います。

他にも細かな被害はありますが、能登の被害と比べるとしょうもなさ過ぎるくらいです。
それ故、支援等は今のところ受ける予定がなく被害が大きく苦しんでいるところに優先して回して欲しいと思っています。補助金という事であれば検討しなくもないのですが…ハードルは高そうです。また生産量が少ないため買って応援等されては困るというのが本音です。なかなかうまくいかないものです。

富山県は地震が少なくあまり対策を考えて来なかったのですが今回の地震を機会に多少の補強やメンテナンスの重要性を痛感させられました。しかしながら、弊社のある場所は液状化が起こる可能性がある場所で、地盤も基礎も良くなく、蔵も伝統工法で建てられていて完璧な耐震化は現実的ではなく、最低限の補修補強にとどめざるをえないように思います。
posted by CHIYO at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする