30by(平成30酒造年度)の酒造りが終わって気付くと5月もそろそろ終わりです。今年もあいかわらず課題の残る酒造りで、来年こそはという思いです。微妙に変えたり追加した作業がお酒にどんな影響を与えたのか実際にお酒を飲みつつ判断しないといけませんね。
今年は朝6時前から始めていた作業を8時前からに変更しました。みんな楽になったと思ったら朝型の年配者にとってはそうでもないことがわかりました。こちらも今後の課題です。
最近は夜中から朝にかけて作業する素麺職人の映像を見ると若干胸が痛みます。
また大きな変化として小さなbluetoothスピーカー(防水)を購入したことで蔵の中で音楽等を楽しむことができるようになりました。spotifyという音楽配信サービスを使用し最初はお酒のためにクラシック音楽を流していましたがすぐに自分のためにJ-POPやらブラジル音楽を流すようになりました。朝のかい入れ、検温作業のために朝のプレイリストなどを作るのはなかなか楽しいです。
お酒に対する音楽の効果の話ですが実際どうなのでしょうか!?酒造りの最中は音楽の振動が酵母に良くも悪くも多少影響するのでしょうか。熟成中のお酒に関しては振動でアルコールの分子が水の分子の隙間に入り込みマイルドになるのは納得させられる考えですが。
少し近い話ですがお酒を振ってから飲むと美味しくなるという説。上記のアルコール・水分子説もありますが、炭酸ガス説というのもあると思います。搾ったばかりのお酒は炭酸ガスを含んでいて炭酸ガスからは辛さや酸味を感じられるので振って炭酸ガスを飛ばす事で飲みやすくなるというもの。ただしこれは搾ってからそんなに期間を置かずに瓶詰してリリースするような蔵のお酒に限定されます。出たばかりの生酒や新酒1回火入れで冬から春ごろに出荷されるようなお酒です(うちのお酒も近いものがあります)。中には搾って即瓶詰めしてずっとマイナス5℃で貯蔵、、、といった蔵のお酒はそれが売りなのでやってはいけません。
また来期良いお酒を造るために掃除や片づけ、プレイリスト追加等々していかないといけません。
久々に思いつくままにブログを書くとメルマガ風になってしまいました。