2013年03月29日

米は深い

杜氏一年目(厳密に言えば23BY後半からですが)の24BYの酒造りもほぼ終わり、後は片付けが少々です。今期は米に苦労しました。

1、山田錦が全国的に不足していて入手の可否がわからず酒造りがはじまっても計画がたたない。

もともとの富山県産の予約分は大丈夫でしたが、追加の兵庫県産は無理でした。近年兵庫の山田錦が余ってきていたのですが震災後は不足がちになっているようです。計画を数パターン作らねばならず苦労しました。

2、酒造りの直前、恵田の酒米を育ててくださっていた農家さんが体調を崩され、新しく地元で無農薬で酒米を栽培してくれる農家さんを冬の間に探さなくてはならなくなった。

地元で無農薬で酒米を栽培してくれる農家、、、なかなかハードルが高い。幸運にも、なんとか出会うことができました。しかし米の値段はあがります、、、。恵田の価格に若干ですが影響しそうです。

3、加工用米の精米がうまくゆかず計画にずれが発生。

普通酒に使用する70%精米のてんたかくでしたが、精米結果が思わしくなくこれからふるいにかけて選別するが数日かかる&量も少なくなる、と聞いたときは目の前が真っ暗に。
酒造組合さんが融通の手配をしてくださって数日ずれるだけで収まりました。

4、米が硬いせいか発酵期間が短くて焦る。

夏場暑かったので想定内のはずでしたが、毎年微妙に造り方も変えているので米のせいなのかなんなのか自問自答の日々が続きました。

5、富の香の種もみが発芽不良で出荷停止。

毎年恵田の酒米の栽培のため種もみを予約・購入しています。富の香の種もみは県の機関で一括して管理されているのですが、今年の富の香の発芽率が低く出荷停止になったと聞きました。代替品として雄山錦の種もみのみ用意できると聞いたので仕方なく(個人的には富の香がよかった)雄山錦の種もみを購入しました。

※後でわかったことですが、急遽試験所のほうで保存されていた種もみの原株の一部を農協のほうに配分したそうです。今年は富の香は富山県では栽培されないことになると一部のお客様にお知らせしましたが上記の理由で少し栽培されます。ですがこちらにはまわってこなかったので今年の恵田の酒米は雄山錦となります。前向きに考えるならば2年目恵田のリベンジを果たすチャンスがまわってきたというものです。


米に関しては例年に比べてちょっと呪われているんじゃないかと思うレベルでした。米以外でも苦労したのですが、その話はまた今度。
posted by CHIYO at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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