2022年08月10日

R3BY振り返り


R3BYの酒造りも終えても期限のあるような仕事等をしていたらいつの間にかこんな時期になっていました。酒造りを振りかえってみると、相変わらず酒造りは難しい、という事を実感しています。色々考えて設計して造った新商品のお酒が、その作為性とは裏腹なお酒になっていたり、普段通りに造ったお酒に新商品で出す予定のニュアンスがでていたり。歎異抄でいうところの他力本願という言葉が頭に浮かびます。その難しさが酒造りの魅力かもしれません。最近酒造りが長い旅のように感じられ、なかなか結果に繋がらなくても、"旅こそが報い"というスティーブジョブズが好んだ言葉を知り自分もその言葉に癒される思いです。相変わらず単純作業の最中はspotifyのポッドキャストを聞いていて、単純作業の時間が自分に対するご褒美のようにも感じられるようになりました。手段の目的化という言葉は否定的な意味で使われる場合が多いけれども労働そのものが目的となる事はそんなに悪いことではないなと想像します。
posted by CHIYO at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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