毎年この時期は大空襲、2度の原爆、敗戦と戦争を考える時期ですが、近頃は一年中戦争の事が頭にある気がします。終わりよけばすべてよし、結果オーライという言葉がありますが、目的の為の手段がちゃんとしたものでないと長期的に見て何か腐っていくような気がします。最近の元首相暗殺を発端とした一連の疑惑もそんな感じです。最も行くところまで行くと手段は限定されてしまうのでしょうか。
話は変わりますが今年は松本清張没後30年だそうです。昨年から少しずつ読んでいる本が偶然にも松本清張の晩年の作品『神々の乱心』でなんだかタイムリーです。読み終えたら遠藤周作『深い河』、その後は鈴木大拙辺りにいこうかと思っています。(鈴木大拙が流行っているので先にしようか、まあどうでもいいですが。)共通しているのは新興宗教、キリスト教、仏教…と、宗教に関わりがある事です。意識したつもりはないのですが関心があるのだと思います。自分が関心を持った事が世間的にも関心を持つ人が増えている事であるのはよくあることです。
今までは戦争と宗教に関して個々人が考えなくても良いようにこれたのですが、考えないといけなくなる時期が近づいているのかと感じます。
2022年08月22日
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