味に関しては米の品種と酵母等を揃える事で多少近づける事はできます。また全く同じではなく寧ろ精米歩合を下げ(精白を高め)より香味の洗練を狙っています。
意外に労力を注いだのがデザインに関してです。恵田との繋がりを考え、恵田のデザインをされた宮田裕美詠さんにお願いしました。絵画使用のアイデアは早い段階で宮田さんから提案があったもののそこまでピンと来ないまま酒造りに入ったのですが、酒造り中に特別純米を造る事の意味や恵田との関係を考える中で、宮田さんと相談を重ねる内にやはり絵画での表現がベストという事になり、最終的に現在の形になりました。
抽象的なデザインですが、意図した部分もあります。ここで少し解説しようかと思いましたがやはり野暮な感じもしますのでやめておきます。自分は時間を経る内に新たな意味を付与したり発見したりして楽しんでいます。