2015年07月22日

除草は今

以前は辻さんの田んぼで例年3,4回程田んぼの除草を酒屋さん達と一緒に手伝いをしてきました。実は現在の前佛さんの田んぼに変わった昨年は手伝ったと言えば言ったになるのですが完全な有機栽培のせいか雑草の数がものすごく多く、更に非常に歩きにくい土質のため、田んぼの端から端まで除草するのに大変時間がかかり、1往復ぐらいでギブアップしてしまいました。屈強な酒屋さんですらです。マッチ棒やつくしの様な僕は完全無能役といったところでほとんど戦力になれませんでした。。昨年の除草の手伝いはそれっきりとなってしまいました。(それでも前佛さんは5,6月は小型の機械で数回除草しておられます。)

そんな事情もあって今年は除草の手伝いをあきらめました。前佛さんの助けになれず申し訳なかったのですが、本人としてはその辺りは十分承知でむしろ有機栽培の大変さが伝わったと思っておられる様子です。ただひとつ気がかりだったのが、恵田のお米は前佛さんが作っているコシヒカリに比べて安く購入させていただいていたことです。除草をすることで収量が上がることによって米の価格を抑えようとしていたのです。除草の手伝いが出来ない事や米の価格については、前佛さん的には面白い取り組みだから気にしなくても良いと言ってくださるのですが、心苦しいので来年から米の価格を上げてもらうようにお願いしました。そして誠に勝手ながらお酒の価格にも反映せざるをえません。・・・少し早い話になりますが今年末の恵田の価格は昨年同様ですが、来年末の恵田は少し価格が上昇するかもしれません。若干だと思いますがあらかじめお知らせさせていただきます。

前佛さんの有機栽培のコシヒカリは一般栽培のコシヒカリに比べて収量が半分弱しかありません。また前佛さんがほとんどひとりで育てているのでたくさんの面積はできません。(そのうちの田んぼ2枚で酒米を作っていただいています)お米の量が少ないためその年の冬に売り切れてしまい流通していませんが、収穫後であれば購入も可能のようですので、興味のある方は是非お問い合わせされることをおススメいたします。(価格も良心的です)
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2015年06月08日

健康も大事

造りが終わるといつもブログで反省文というパターンでしたが、もうキリがないので、、、早く、27BYのお酒を造って上書き保存したいものですが、27BYの方が良くなる保証もないのが怖いところです。何だか暗くなってきます。

あんなに苦痛だった酒造りの期間も、恐怖は感じない、、むしろ暖かくて、、安心を感じる、、、ようになってきました。自己療養の手段となっているのかもしれません。しかしやはりというか時間がないので大好きなリサイクルショップに行くことができません。そこは今後の課題です。

それでも、ガンダムUCエピソード7がCSで放送されてこれはさすがに見ました。ちょうどISの問題が深刻な時期でして世界平和を考えながらモロミ管理をしていました。蔵として自由と平和に貢献できないか・・・ちょっと意識の高い人になった瞬間でした。
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2015年05月26日

田植えしました

2015.5.26.JPGご無沙汰しております。前回の恵田収穫のお知らせに引き続き、今回は恵田の田植えの報告です。これではお酒は恵田しか造ってないと思われても仕方ありませんね。。

毎年田植えの写真を撮っていますが、毎年同じ感じなので去年の写真を使用してもバレなそうですが、そういうわけにもいきません。証拠として今年は安易ながらも北陸新幹線とコラボレーションしてみました。天気もよく東南方向の台地がかがやいていてきれいでした。
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2014年11月09日

そろそろ造りにはいります

お知らせが遅れましたが、今年の恵田無事収穫を終えております。(一ヶ月以上前です・・・)やはりというか、うれしい誤算はなく収量が有機栽培のお米の収量としてあたりまえの数字となりまして、そこから導かれる恵田のお酒の本数を計算したところ早々に蔵のほうでは予約を終了させていただくことになりました。(酒販店様にはまだ予約を受け付けておられるお店もあるかもしれません)事前に、今年は少なくなりそう、とかアナウンスしちゃうと余計に予約が殺到することになってしまいますので、この辺りは難しいところです。もし予約ができなかった方、飲食店で飲む事もできますのでよろしかったら飲みにいってください。今年も年末に発売予定です。造りの前に取り急ぎ報告させていただきました。続きを読む
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2014年10月18日

千代鶴 純米大吟醸 リリース

ようやく、ラインナップに大吟醸クラスのお酒が仲間入りすることになりました。弊社の場合は純米大吟醸になります。大吟醸は、ほとんどの酒蔵メーカーが販売している自社商品のお酒の中で一番高価なお酒、いわばフラグシップモデルです。鑑評会などに出品されるお酒も精米歩合が40%以下の大吟醸酒が中心です。以前から大吟醸クラスのお酒を造りたいと思っていたものの、商品として必要なのかという思いもあり、造っていませんでしたが、そろそろ山田錦の40%を扱う事での酒造技術の向上や高価格帯商品の需要に応える必要性もあり、造って行くことにしました。

720mlはこんな感じです。
2014.10.17.JPG
前回のブログからの流れで、これはkirinjiのベーシストの頭文字を冠して作ったのでは、、、と憶測を呼びそうですが、実際は千代鶴の千、もしくはチヨヅルのチのどちらかだと考えるのがより自然です。恵田のデザインをしていただいたSTRIDEの宮田さんに、今回ブランドロゴマークを依頼したのですが、そのロゴマークをそのまま純米大吟醸のラベルに大胆??に使用させていただきました。

弊社HP 純米大吟醸紹介ページ
http://www.chiyozuru.com/product/daigin.html

頭の片隅にでも置いて頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
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2014年10月05日

KIRINJIが、そしてLAMPも

昨日の夜は再びあのKIRINJIがわざわざ裏日本にライブツアーでやってきてくださいました。ファンとしては非常にうれしい限りです。本当に至福の時間でした。細かい内容はここでは書きませんが、鈴木亜美さんに思いを馳せる、、、などなど。今日はこれから有楽町で富山の酒とかまぼこフェアですが、お酒ファンにしてみればお酒のイベントは、僕にとっての音楽ライブと同様の至福の時間なんだなあ、とライブ中にふと思いました。やばいやばい、がんばらないと。

又、10月はなんとあのlampが富山の音楽イベントに出演されます。ランプ幻想、東京ユートピア通信辺りからのにわかファンですが非常に楽しみ。富山に住んでてよかったと少し思いました。

そして、いよいよ今日はトロンボーン奏者の廣瀬大悟氏のラジオ番組が始まるらしいのですが、僕の今いる東京の漫画喫茶ではradikoでFM富山聞けないようです。これは残念・・・。

とりあえずそんなところで。



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2014年09月10日

「ひやおろし」始まったな

富山県酒造組合では、9月9日を「ひやおろしの解禁日」とし、「ひやおろし」のPRをおこないました。ここ数年、日本酒業界で脚光を浴び始めている、「ひやおろし」。一般の人にとって日本酒用語はなかなか覚えられるものではありませんが、またまた新たなキーワードがでてまいりました。ただ、「山廃仕込み」のように、造り手ですら説明するのがやっかいなものではありません。

富山県酒造組合では「ひやおろし」とは

『冬から春にかけて生まれ、一夏を越して熟成し、まろやかさと味わいを増したお酒を「ひやおろし」といいます』(「ひやおろし」解禁宣言より)

と、しました。わりとゆるい定義となっていますが、メーカーによっては独自の基準を設けていたりします。興味のある方は検索してみてください。「ひやおろし」が上記の定義となれば、ほとんどの日本酒が当てはまりそうな気もします。実際、弊社の商品のほとんどが「ひやおろし」と呼んでも間違いではないのです。

組合では今年「ひやおろし」のキャンペーンを始め、全蔵が「ひやおろし」商品をリリースすることになりました。「ひやおろし」商品に、組合が製作したオレンジ色の首掛けを掛けるというものです。もともと「ひやおろし」商品をリリースしていた蔵もありますが、弊社では「ひやおろし」用に造ったお酒がありませんので、今年は通年で販売しているお酒の中で「ひやおろし」の定義に該当すると思われるお酒に関して首掛けをする予定です。すでに販売している商品を解禁では意味が分かりませんが、一応大丈夫のようです。(初めての取り組みで、富山県の全蔵が参加できるようにその辺りもゆるい縛りとなっています。)

首掛けが足りなくなって掛けていない場合もあると思いますし、酒販店によっては出荷のタイミングで掛けていない場合もあります。弊社のお酒に関しては、同じラベルで首掛けが掛けてあるものと無いものでは、中身に違いはありません。よろしくお願い致します。あえて首掛けがついていない方を購入する人とは友達になれそう、、、いやどうかな(笑)

言葉の意味が違いますが、言葉の使われる目的として「ひやおろし」商品が新酒の時期にでる「しぼりたて」商品に近い部分があるといえます。冬の時期にでる生酒などはすべて「しぼりたて」と呼んでも良い場合が多いのですが、12月頃に搾られるお酒を「しぼりたて」商品として販売するほうが季節を感じられてPRしやすいといったものです。

組合としての「ひやおろし」の取り組みの目的は日本酒のPR、キャンペーンです。例えばこの先、各蔵が販売を目的としてきっちりと「ひやおろし」商品をリリースするようになる等、どう発展していくかは不透明(弊社もどうするか不透明)ですが、「ひやおろし」という言葉が定着することで、夏の暑さのせいで忘れていた日本酒の事を9月9日の節目に思い出していただけたら、、、と個人的に思います。
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2014年09月02日

秋の富山の酒の試飲会のお知らせ(富山・東京)

毎年秋に開催される富山の地酒がたのしめるイベントのご案内です。


以下公式HPより

富山の地酒を楽しむ会

■開催日時 平成26年10月1日(水) 18:30〜20:00
■開催場所 ホテルグランテラス富山 4階 瑞雲の間

富山の多彩な地酒を味わいながら、蔵元や参加者同士の語らいを楽しむパーティーを
「ホテルグランテラス富山」にて開催します。参加費は3,000円、カップル割引2人で5,000円です。日本酒飲み放題&ホテルの美味しい料理が堪能でき、お楽しみ抽選会もあります。
参加される方は、ファイル1の案内チラシをご覧ください。(申込用紙として使用してください。)また、日本酒にまつわる川柳を募集いたします。ふるってご応募ください。募集要項は、ファイル2をご覧ください。

http://www.toyama-sake.or.jp/cgi-local/index.cgi?action=make_html&cat=12&txtnumber=log


富山の酒とかまぼこフェア2014

日時:2014年10月5日(日)
   (1)13:00 ~ 15:00 の部
   (2)15:30 ~ 17:30 の部
   ※2部入れ替え制。


お問い合わせ:03-5224-5055
会場:東京交通会館12F カトレアサロンA(JR有楽町駅前)
入場料:2,000円 (酒・かまぼこ、各500円分のお買い物券付き)
定員:各回350名

http://toyamakan.jp/?p=1605


弊社も両イベントとも参加いたします。
是非お越し下さい。
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2014年08月02日

拝啓、バナージ・リンクス

ガンダムUC(ユニコーン)、にハマリぎみです。ガンダムに関しては初代とZ(ゼータ)とZZ(ダブルゼータ)と逆襲のシャアどまりで、これだけ見ておけば日常生活に支障はないので、他のガンダムにあえて手をださないでいました。

ガンダムUCに関して言えば、ユニコーンは空想の動物。つまりファンタジーな感じだからガンダムUCは低年齢層向けだろうと勝手に判断していました。現にガンダムにはユニコーンのような角があったり、機体がチャラチャラ光っていたりしており、子供の興味をそそりそうです。

必然的??に子供がそんなユニコーンガンダムのおもちゃに興味を持ちはじめ、たまたまCSのアニメチャンネルがひと月無料で視聴でき、更にその期間にそのチャンネルでガンダムUCのエピソード1〜6が放送されるという偶然が重なり、じゃあちょっと見てみようか、、、となった事がきっかけで、見事にハマってしまったわけです。角が割れてデストロイモードになったときはグッときました。必然的なデザインだったんだな、と(笑)

ストーリとしては地球、宇宙全体の未来について、考え方の異なる勢力が対立する状況の中で、純粋な心を持つ主人公が、多くの大人達と出会い、そして自分の心に従って行動していくお話です。戦争もメインのテーマのひとつです。

まだ最終話のエピソード7を見ていないのですが、おそらく答えが出るというより視聴者に考えさせる内容に着地するだろうと想像しています。おかげで最近の国際情勢、日本政府の動き、、、等のタイミングもあって、どうしたら戦争がなくなるんだろうとか、結構真剣に寝床で考えるようになりました。


なんだか中学生の作文のよう。。。
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2014年06月24日

泡を見くびるな

気温が高くなると日本酒よりもビールとか冷えた白ワインとかが飲みたくなるもので、自分も日本酒を造っている身でありながら例外ではありません。では日本酒をキンキンに冷やして飲めば良いかというとそうでもなく、冷やし過ぎることによりお酒の味わいのふくらみがあまり感じられなくなる場合があります。弊社のお酒はまさにそういったタイプです。ですから夏場にギンギンに冷やして飲めるお酒が弊社アイテムにあったらよいなと、ここ数年思っておりました。また、季節限定というかそういうコンセプトで出荷し、初夏に売り切ってしまえば温度管理による貯蔵の負担が少ないですし、日本酒需要の落ちる夏場に逆に売り上げを伸ばせる夢のような商品になる、、、という目論見、野心、策略、企て。(地域社会に貢献、エコ、、、それも良いでしょう。ただそれだけをモチベーションにするような、まっすぐな心は僕にはありません。)

たまたま半端に米が余っていたので、チャンスとばかりに上記コンセプトにあうお酒を造ってみました。今年はたまたま初めて『泡あり酵母』を使用しましたが、準備不足で泡がどんどん立ち上がって来る恐怖体験をしました。

そんな、いらない苦労をしてできあがったお酒『千代鶴 冷やして飲みたいお酒』(千代鶴 冷酒)今のところ今年限定でリリース。本当は透明瓶でやりたかったのですが、日本酒は紫外線により劣化してしまいますので、紫外線を通しにくいグリーン瓶で妥協しました(紫外線リスクを考えると瓶の選択肢が少なすぎます・・・)富山県内の特約店で販売しておりますのでお試し下さい。
720ml(グリーン瓶) 1,620円 税込み
1.8l(一升瓶で茶瓶) 2,970円 税込み 
posted by CHIYO at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする